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PWA対応してみてわかったこと

こんにちは。株式会社PHONE APPLIのくりきと申します。ウェブエンジニアをやっております。 本記事では、わたしの所属するチームが開発しているサービス、「PA THANKS」がPWA対応をしたときの話を書いていこうと思います。

PWAとは?

PWA( Progressive Web Application )とは、スマホでホーム画面にwebページのアイコンを追加することができ、アプリのようにブラウザでサイトが見れる仕組みのことです。

PWAのメリット

スマホアプリっぽいものをかんたんに作ることができる

今回、PWAを導入することになった一番の理由がこちらです。
「もっとも短納期で」 「スマホエンジニアのリソースを割かずに」 できる方法でとの依頼でしたので、

  1. ネイティブアプリ
  2. WebViewでのアプリ
  3. PWA

の選択肢のなかで、どれが一番はやくできるかを検討したところ、PWAで作ることになりました。 WebViewも検討されていたのですが、ストアを通さなければならないという部分でスマホエンジニアのリソースを割く必要があり、今回は人員不足のため却下となりました。

結果として残ったのがPWAという選択肢です。 もちろん、ネイティブアプリの利便性や機能性にはかないませんが、ウェブエンジニアだけで実装できる最もお手軽な方法でした。

PWAのデメリット

導入方法が特殊

社内のメンバーに、試しに作ったPWAを各自のスマホに入れてもらったのですが、PWAを使ったことがない方は少し手間取っていました。スマホの扱いになれていない人に説明するには少し大変かもしれません。

iOSでは使えない機能もある

今回作ったPWAサイトでは使用しませんでしたが、プッシュ通知はAndroidでしか動作しないようです。PWAでプッシュ通知を実装したいという場合は、ほかの方法を考える必要がありそうです。また、ほかにもいくつか使えない機能があります。

PWAやってみて大変だったところ

一番時間がかかったのは、スマホに対応したレスポンシブな画面を作ることでした。

もともとPC専用として想定していたものをレスポンシブにするということで、デザイナーとウェブエンジニアによる大掛かりな画面の改修が必要になりました。もとからレスポンシブを想定して作っていれば発生しない問題でした。

webサービスをPWA化すること自体はシンプルな作業のみで終わります。具体的な方法については先人の方々がすでに書かれているので、ここでは省略します。

結局、PWAってどうなの?

実際に対応してみて思ったことは、PWA対応はあくまでネイティブアプリができるまでの一時しのぎであるという印象になりました。 導入までの手間や使い勝手がネイティブアプリに及ばないのは言うまでもありません。また、OSのデフォルトブラウザ依存なので、OSに応じた対応が必要であるという点は認識しておいたほうが良いと思いました。

今回の「PA THANKS」のPWA対応もあくまで一時的なもので、将来的にはネイティブアプリ化できればいいなと考えております。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
それでは、良い一日を!


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